【経費と消費税の関係】「税込経理」と「税抜経理」どっちが得?インボイス時代のフリーランスが選ぶべき経理方式


「クラウド会計の初期設定をしてたら、『税込経理』と『税抜経理』のどっちにしますか?って聞かれた…」
「どっちを選んだら税金が安くなるの?適当に選んだらヤバい?」

フリーランスが経理を始める際、必ず一度は立ち止まるのがこの「税込・税抜の経理方式の選択」です。
結論から言うと、この2つの方式で最終的に支払う所得税や消費税の「トータル金額」は変わりません。

「なんだ、じゃあどっちでもいいじゃん!」と思うかもしれませんが、それは大間違いです。
インボイス制度が始まり、多くのフリーランスが「消費税を納める立場(課税事業者)」になった今、選び方を間違えると「業績を完全に見誤り、黒字だと思っていたら実は赤字で倒産する」という恐怖の罠にハマります。

この記事では、絶対に失敗しない「税込経理と税抜経理の違い」と、インボイス時代のフリーランスが選ぶべき「たった1つの正解」を1万文字で完全解説します。

第1章:【図解】「税込経理」と「税抜経理」の決定的な違い

例えば、あなたが11,000円(本体1万円+消費税1,000円)の仕事を受注し、3,300円(本体3千円+消費税300円)の経費を使ったとします。
これを帳簿につける時、2つの方式では以下のように見え方が変わります。

【税込経理】の場合 【税抜経理】の場合
売上高(帳簿上) 11,000円(消費税込み) 10,000円(本体価格のみ)
経費(帳簿上) 3,300円(消費税込み) 3,000円(本体価格のみ)
利益(帳簿上) 7,700円 7,000円
特徴 入力が簡単。
ただし利益が多く見えすぎる。
本体と消費税を分けるので面倒。
本当の利益が正確にわかる。

第2章:税込経理の罠「見せかけの売上」に騙されるな

税込経理は、レシートの合計金額をそのまま入力するだけなので非常にラクです。
しかし、インボイスに登録して「消費税を納める(課税事業者)」になった人が税込経理を使うと、恐ろしい錯覚に陥ります。

「利益が出ている」という致命的な錯覚

税込経理だと、帳簿上の利益が「7,700円」に見えます。しかし、この中には「後で国に納めなければならない消費税(700円)」が含まれています。

「よし、今月は7,700円儲かったから、これでおいしいものを食べよう!」と全額使ってしまうと、翌年の春に税務署から「消費税700円払ってください」と請求が来た時に、手元にお金がなく『黒字倒産(税金倒産)』を引き起こします。
消費税は「お客様から一時的に預かっているだけのお金」です。自分の売上に入れてはいけないのです。

第3章:インボイス制度下では「〇〇経理」が絶対の正解

では、どうすればいいのか。
インボイスに登録した課税事業者のフリーランスは、絶対に【税抜経理】を選択するのが大正解です。

税抜経理であれば、売上から「預かった消費税」を完全に分離し、経費から「支払った消費税」を完全に分離して別枠(仮受消費税・仮払消費税という科目)で管理します。
その結果、帳簿に表示される利益(上記の例なら7,000円)は、「国に消費税を払った後の、完全にあなたの手元に残る純粋なお金」になります。
これを見ながら経営をすれば、税金が払えなくなるリスクはゼロになります。

第4章:【例外】免税事業者は「税込経理」しか選べない

ただし、一つだけ例外があります。
インボイス制度に登録していない、または売上1,000万円以下の「免税事業者(消費税を納めなくていい人)」は、そもそも法律上【税込経理しか選んではいけない】と決められています。

免税事業者は消費税を国に納めないため、預かった消費税はそのまま自分の「利益」にしても良い(いわゆる益税)からです。
もしあなたが免税事業者なら、迷わず「税込経理」を選択してください。

最終章:面倒な税抜計算を「完全自動化」する神システム

「インボイスに登録したから『税抜経理』を選ぼうと思うけど…」
「11,000円のレシートを見ながら、電卓で『本体10,000円と、消費税1,000円に分けて…』って入力するの、発狂するほど面倒くさくない!?」

安心してください。もしあなたが手書きやエクセルで経理をしているなら地獄ですが、最新のクラウド会計ソフトを使えば、税抜経理の手間は「税込経理と全く同じ(ゼロ)」になります。

クラウド会計ソフトの初期設定で「税抜経理」を選択しておけば、あとはあなたが「税込11,000円」と入力するだけです。
裏側でAIが勝手に「これは軽減税率8%だから本体〇円・消費税〇円」「これは標準税率10%だから本体〇円・消費税〇円」と瞬時に計算し、完璧な税抜経理の帳簿を全自動で作り上げます。

さらに、今年納めるべき消費税の概算額もリアルタイムでダッシュボードに表示してくれるため、「消費税の支払いで資金ショートする」というフリーランス最大の恐怖から完全に解放されます。
インボイス時代の複雑な税計算をAIに丸投げし、あなたは本業の売上アップにだけ集中してください。

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